【書評】読んだら人に伝えたくなる一冊 :サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福/ユヴァル・ノア・ハラリ

書評

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福は
歴史に興味がない人こそおすすめの1冊です。

roco
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rocoは 上下巻ともに読みました。

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福 おすすめの読み方

1.付箋やメモをしながら読む

これは、学びを結果に変えるアウトプット大全 ( 樺沢紫苑 著)
でも紹介されている読み方です。



この本は他の方のレビューにもありますが、
一回では覚えきれないほどのものすごい情報量です。

読んだ時は「そうなんだ!」と気づきがあっても、
その気づきの場所が多すぎて覚えきれません!

そのため、「この知識いい!」と思ったら
すぐ付箋をして、読み終わったあとに
その付箋の場所だけでも読み返します。

そうすると心に残ったことが
すぐ思い出すことができます。

特にこの本は長いので付箋なしには読み返しが難しいです。

roco
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本の感想を書くときにも役立ちます!

2.毎日少しずつ読む

お仕事、学校、子育てなど
「よし、本を読むぞ!」
という時間はないのではないでしょうか。

特にこの本は厚いので
「ハードル高いな」
と思ってしまう方も多いと思います。

そこで、「少しずつ読み」をおすすめします。

ろこは仕事の昼休みに10分程度ずつ少しずつ読みました。

確かに、通勤や通学時間に読むというアイディアもありますが、
重くてかさばるので持ち運びが面倒かもしれないです。
(ズボラすぎ?)

そのため、会社や学校でしか読まないと割り切って
置いておくのがいいと思います。

とにかく毎日少しずつ読める方法を優先しましょう。

読んで 心に残ったこと 3選

1.エネルギー枯渇問題は私たちの無知に起因する

産業革命はエネルギー変換における革命だった。

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福 p169


「あと○年で石油がなくなる」と
昭和の時代からよく聞かれてきました。

しかし、実際のところ
私たちは数十年ごとに新しいエネルギー源を発見している
という事実はあまり認識されていないのでしょうか。

本書によると、人間の活動と産業をあわせて
1年間消費するエネルギーは
地球が太陽エネルギーとして90分で受け取る量に
すぎないとのこと。

それに加え、重力エネルギーなど巨大なエネルギー源に
囲まれて生きており、
それらのエネルギーを十分に利用できない現状を
「エネルギー枯渇」
と言い換えているだけということに気が付きました。

また、ドイツにおけるハーバーのアンモニア製造方法
の発見で硝石なしに爆薬を作った歴史から、
エネルギーの利用と変換の方法の発見は、
原材料不足を実質的に解消してきたという
注目の事実も紹介されています。

2.涅槃の意味は「消火」ですが・・

涅槃(仏教における究極の状態)の境地に達すると
あらゆる苦しみから完全に解放されるそうです。

それは 渇愛(欲望)の火を完全に消すからだと言われています。
涅槃に達するためには心を鍛えて現実をあるがままに経験することを
ブッダは説いたそうです

しかし、 ほとんどの人がその境地に達するのは難しく、
時がたつにつれて
さまざまな仏を生み出してしまったのが現実のようです

これは人間の欲望が生んだ仏だなと私は感じました。

仏教は神々の存在を否定しませんが、
苦悩がない人には神は必要ないのです

宗教について考えることは人類史を知る上で避けては
通れないのではないのでしょうか。
そんな気付きがありました

3.科学研究は宗教やイデオロギーと提携した場合のみ栄える

近年、日本の科学は「基礎科学」の重要性を訴えています。
基礎科学からノーベル賞級の発見につながるからです。

確かにわからないことがわかるようになることは素晴らしいことです。

しかし、基礎科学の大切さだけ訴えて
研究費がもらえるのか内心疑問に思っていました。

本書によると科学の発展は、それが何らかの政治的等の目標を
達成するのに役立つと考えられたため
資金を提供してもらえてきたという歴史があったとのこと。

roco
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この部分は、タイトルの「宗教やイデオロギーと提携した場合」
ということです。

つまり、資金が限られているがゆえに
「どちらの研究が優れているか」よりも
「どちらの研究が利益をもたらすか」
で判断されるのです。

本書では、この部分の説明で
牛の例がでてきますが、とてもわかりやすいので
ぜひ読んでもらいたいです。

基礎科学の大切さを訴えている人も、
現実は資金に限りがあるので、
社会に役立つ研究のように
申請していたのではないでしょうか

そして、幸運にも思いがけず
産業界に大きく貢献した究極の研究結果が
ノーベル賞級の発見ということ
なのではないでしょうか。

まとめ

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福は、
自分の知らなかった世界を
今この瞬間に学んでいるという
感覚を得られる
おすすめの本です。

見た目が厚いので「無理」と思う人も
内容が面白くどんどん読めるので
毎日少しずつ読んでみてもらいたい1冊です。

以上、「【書評】読んだら人に伝えたくなる一冊 :サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福」でした。

お読みいただきありがとうございました。

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