【書評】『シン・ニホン』は日本の明るい未来について考えさせられる1冊

おでかけレポ

シン・ニホンの紹介

2010年に名著『イシューからはじめよ』を執筆し、2016年にはTEDxTokyoで日本の未来を「シン・ニホン」というコンセプトで鮮やかに示した安宅和人氏、2冊目の単著。著者はヤフー株式会社のCSOだけでなく、近年はデータサイエンティスト協会理事なども務め、政府に対しても多くの問題を提起している。慶應SFCの教授としても日々次世代を生きる若者に知恵を授ける日本の代表的知性が説く、日本逆転の一手とは。AI×データがもたらす時代の変化の本質と、それに個人、そして日本がどう備えるべきかを膨大な分析から解き明かす。

https://newspicks.com/academia/books/35

シン・ニホンはこんな方におすすめ

・これから求められる教育に興味がある
・科学に興味がある
・テクノロジーが発展するなか
 今後どんな人材が求められているか気になる

シン・ニホンの感想

●力強いけど、この提案をどこまで国が政策に反映できるのか危機感を感じる

yahooのCSOとして、また大学教授としてさらには国の審議会の委員として日本をいろいろな視点からみる著者が提案する「未来の日本」の目指すべき方向性が論じられています。

これはうまく行き過ぎではという提案があまりなく、やれたらできそうというものが多いゆえに、社会でその提案を実現しようとする動きが目立っていないことに危機感を一層つのらせてしまいます。

例えば本書では、高齢者にかけているお金をほんの少し減らし、教育や科学に投資するだけでこれだけ未来が明るくなるということが語られています。しかし、現実は世帯収入による児童手当の削減が検討されています。

しかし、著者の国がどうにかしてくれる時代はもう終わったのという考えから、自ら変わっていき行動できないと、担税世代(子育て世代)は厳しいから行動せよという後押しをされた気がしました。

ぜひ多様な世代に読んでもらい、
日本の置かれている現実の厳しさと
未来の日本や子どもたちが育つ環境について考えるきっかけにしてもらえたらなぁと感じました。

最後に、見た目、この本は分厚いので、読む気が失せるかたもいるかもしれません。
しかし、話の面白さに加え、注釈のための余白や根拠のグラフが1ページ載っているなどしていて意外とどんどん読めるのでぜひ読んでほしい1冊です。
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